期待して観るのが礼儀か、期待しないで観るのが醍醐味か

 「関西の男子高校生2人が川で暇をつぶす「だけ」の青春映画」を観た(公開から日が経っていたが、7割くらいは席が埋まっていた。さすが渋谷、レイトショーだったら貸し切りも夢じゃない地元の映画館とは違った)。

 ほんとに「だけ」の映画だった。その「だけ」のリアリティとバリエーションが凄まじかった。クスッもフッフッフも止まらなくて、観終わった時には悔しいくらいほぐされていた。

 1回だけ目にした予告が面白そうだったのを思い出して観たから、事前の知識はキャッチコピーと主演俳優くらいしかなかった。それがよかったのかもしれない。

 

 「愛ト感動ノスペクタクル映画デス!!!観ナイト損デス!!!」と言われたので、せっかくならと原作を読み、作者の生い立ちを追い、監督の癖を頭に入れてから観たら、予想の面白さを上回らなかったことがある。

 良さを理解するために準備が必要なことは度度あるが、何も知らないまま体験することでしか得られない良さもまたあると思う。

 

 ふらっと観た映画が面白かった。たまにはそんな休日があってもよいと思った。

 

 

今週のお題「映画の夏」(映画「セトウツミ」)