イマイマココニ

ワタシガイマシタ

残りの人生をどれくらい洗濯に費やすことになるのか考えてみた話

 ほぼ毎日1回、洗濯をしている。1年で365回していることになる。

 今、29歳である。65歳まで今と同じ生活をするとしたら、365回✕35年=12775回(新しい家族ができたりしたらたぶんもっと多い)。1週間に1度はおしゃれ着を手洗いしたりもする。35年で1825回することになる。

 1回の洗濯は、今のやり方で仕分け(ネットに入れる必要があるものをネットに入れるなど、2分)、洗濯機(30分、ただし他のことをしていられる)、干す(5分、タオルは布団干しにひっかけるだけにした)、取り込む(3分、まれにきちんと畳む時はもっと時間がかかる)に分かれる。自分の作業時間としては全部で10分かかる。おしゃれ着を手洗いする時は、洗う(20分)、脱水する(3分、洗濯機がしてくれる)、干す(2分)、取り込む(1分)となる。全部で23分かかる。

 10分かかる洗濯を12775回すると127750分、23分かかる洗濯を1825回すると41975分。35年のうち、118日(2829時間、169725分)を洗濯に費やすことになる。4か月くらいである。

 乾燥機を導入したら洗濯にかかる手間が減ったという声をよく聴く。しかし、乾燥機には適しているものと適していないものがあり、適しているものの代表格であるタオルについては、乾燥にかかる時間を減らしたいという欲望は今のところなく(夜に干して次の日の夜には乾いているというサイクルに不満がなく)、布団干しにひっかけるだけ方式にしたことで一応の時短が完了している。

 もっと静かな洗濯機が欲しい…という欲望はあるが、他に何か、時短を可能にする方法はないだろうか。今回はたまたまふと洗濯について考えたが、洗濯についてこれ以上の改良が難しいなら、他の家事について考察する必要があるかもしれない。

 

 なぜなら、今回これらのことを考えるにあたって、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義されている健康寿命は74.79歳(2016年、女性)、平均寿命は87.14歳(同)であることを知った。

 「このまま」を続けたら、あと35年働き、定年を迎えてから(自由な10年と不自由な10年の)20年を過ごし、この世とさよならすることになる。

 人生の3分の1(とされる期間)を過ごした今、人生について明確に考えなきゃいけない時期がきているのかもしれない。ちょっと遅いかもしれないけど、もっと遅くなってしまうよりはマシな気がして。