イマイマココニ

ワタシガイマシタ

人生

春の夜の夢をみていた話

おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。 という有名な文句がある。平家物語の冒頭部分だ。これを思い出していた。 先日の、長く親しんだものとの別れの原因を考えた時、あぁ私の「これくらいでいいだろう」が積み重なっていった結果かもしれない…

いくつもの夜の話

印象的だった夜がいくつかある。 3月の屋久島、森のロッジ、を抜け出して向かった小川、が近い森の中、闇、空と木の黒の違い、月、耳の寒さ、静けさ、友人の呼吸、目の慣れ、星、星、星。 翌年の3月、土佐山、土砂降り、杉林の斜面、寝袋、ブルーシートの…

それでも一緒にいたい人たちの話

コミュニケーション、それは、とてつもなく労力がかかるものだ。 バックボーンが似ていることは、意思疎通が上手くいくかを必ずしも左右しない。近しい人の言っていることが全然理解できないとき(それは、近しい人にとっては私の言っていることが全然理解で…

残りの人生をどれくらい洗濯に費やすことになるのか考えてみた話

ほぼ毎日1回、洗濯をしている。1年で365回していることになる。 今、29歳である。65歳まで今と同じ生活をするとしたら、365回✕35年=12775回(新しい家族ができたりしたらたぶんもっと多い)。1週間に1度はおしゃれ着を手洗いしたりも…