イマイマココニ

ワタシガイマシタ

夏らしさはないこの夏の話

今週のお題「夏を振り返る」

 

 7月の兵庫(神戸)、8月の愛知(名古屋)。

 人混みが得意ではなく、旅行に行くならなんでもない平日にお休みを取れた時!な私がこの夏は行楽シーズンの真っ最中に出かけたのは、夏になる前に遠くに行ってしまった人と会うためだった。

 いわゆる「遠距離恋愛」で。冬になったら、さらに遠く、その人は会いに行けない距離に行ってしまう。帰ってくるのは半年後。好きな人とは毎日必ず行動をともにしたい派ではない私にとっても、半年間という時間は想像できないくらい長い。

 せめてあと少し夏の間、一緒に過ごせる時間を大切にしたい。

 

 また、その人の仕事は、家を長く空けるものだ。同じ家に住んだとしても、ずっと一緒にいられるわけではない。

 そのことに対して、「毎日会えない人なんて私は無理だな」と言う人も多い。「この先、もし結婚したら、もし赤ちゃんが生まれたら、ずっとひとりなのは大変だと思う」という現実的な意見もある。一方で、「長く一緒にいたら、いつか、毎日会えないくらいでちょうど良いと思う日がくるよ」という意見もある。

 その人は「大丈夫」だと言う。「大丈夫」としか言わない。いろいろ考えているけど不安にさせないように言わないだけか…、ただ楽天家なんだと思う。

 

 私は根っからの心配性で、生まれてこの方、ずっと何かを心配しながら生きてきた。好きそうか楽しそうかよりも、少しでも安全そうなほうを選ぶようにしてきた。

 けれども、この歳になって、選ぶ基準はそれでいいのかと思うようになってきた。かの楽天家と過ごすようになってからは特に、いままでの私にとっての安全そうかどうかは結果が予想できるかどうかにすぎなかった気がしてきたのだ。

 いろいろなニュースを見聞きする中で、人生なんてどうなるかわからないのだから、やりたいことをやったほうがいいんだと思うようになった。最近は「何が起こるかはわからないけど、楽しそうだ」と思えるようにもなってきた。

 

  どうなるかわからない人生、その時々の自分の気持ちに素直に生きれるようになりたい。今からでも。心配性ならではの準備の良さは活かしながら。不安な時は、GOOD ON THE REELの“ハッピーエンド”でも聴きながら。

どうなるかはわからないけど 私はまだ 歩いてみるわ

だってそうでもしなきゃほら どうなるかはわからないでしょ?