立ち直るまでの時間の話
このブログを始める時、毎日投稿を目指した。だけど、昨日、それは途絶えてしまった。
人生で最も愛を感じていた大切で尊いものとの別れと、人生で最も辛く耐えがたい悲しみの時間の始まりが同時に存在した日だった。
最後の時でさえ、自分の欲望のままに行動するということができなかった。後悔ばかりが押し寄せてきた。最後くらい、常識や真面目さを捨て去るべきだった。
「どうして」と「ああしていれば」が繰り返し襲ってくる中で、文章を書くことがどうしてもできなかった。
何かをきっかけにして、それまでと違う状態になってしまった時、人が元に戻るには、どれくらいの時間があればよいのだろう。
人の目があるところでも、涙が止まってくれない。身体が水分や養分を欲してくれない。ぽっかりと空いてしまった穴からは、鮮血が滴り続けている。
そんな状態が、元の状態に戻るのはいつになるのだろう。元の状態を、平坦だった頃ではなくあの人生で最高だった日々と設定するのであれば、戻れることなんてあるのだろうか。
行動に移るまでの時間が短いこと、ただそれだけが自他共に認める私の長所である。
悲しみに暮れることが悪いことだとは思わない。思考に感情がついていけないのは当たり前である。治ることが確約されている傷も、実際に癒えるまでには時間がかかる。
立ち直りを待たず、立ち上がり、歩き出すのだ、自分よ。こんな自分にも寄り添って励ましてくれる人がいただろう。戻るにも進むにも、動くという動作が必要だ。
いつもどおり、食べること。いつもどおり、眠ること。いつもどおり、仕事をすること。いつもどおり、楽しい(はずの)ことをすること。いつも以上に自分を磨くこと。どんなに、辛く思えても。
このブログだって、このまま終わらせてなんてやるものか。