イマイマココニ

ワタシガイマシタ

あの人は2だったけど、私は1だった話

 持ち物の定数と定位置を決めれば、部屋が散らかりにくい。それらの量が少なければ管理が簡単だし、掃除が楽だ。

 一時期、ミニマリストYouYuberの動画ばかり観ていた時期があった。

 

 あるミニマリストが、「靴は2足持っていて、交互に履いています」「長持ちさせるために」と言っていた。

 私は真似して、(きちんとしたパンプスや登山靴は必要で持っていたいので)まずはスニーカーを2足に減らした。が、これが私にはあまり合わなかった。2足あると、どちらかより好きなほうばかり結局履いてしまうのである。

 そこで1足にした。黒と白でモノクロの、どんな服にも合うやつである。これはよかった。普段でかける時、玄関に1足だけだしてある靴を迷いなく履けばいいだけだから、とても楽だ。

 難点は、靴がだめになった時、買い替えるための気に入る靴にすぐに出会えるかということである。私の足はなかなかに癖のある形らしく、すんなり合う靴がなかなかないのだ。お気に入りのブランドはあるが、1年経てば前回買ったシリーズがもう売っていないことも多い。

 

 昨日ふと足元を見た時、靴の左足の親指の爪が当たる部分にガタがきているのを見つけてしまった。また靴探しが始まる。

 1足でやっていくということ自体は自分にとても合っていると思う。靴を買い替えたいと思った時にすぐできるように、定番品を見つけておきたい。靴については探し回る時間に楽しさよりも大変さを感じるので、切実に。